投資をしている方ならETF(上場投資信託)という名前を聞いたことがあるかもしれません。
少し中級者さん向けなのですが、今回はETFについて投資信託と違いを比較しながらご紹介したいと思います。
ETFは投資信託の1種ですが、投資信託とは少しだけ違います。
どのように違うのか??中身をチェックしてみましょう!!
ETFってなんぞや?
投資の中級者さんならETFって聞いたことあるかと思います。
あのVOOとかQQQとか英語3文字のやつでしょう??
英語3文字でないこともありますが、大体そんな感じです。
なんか似たようなのがいっぱいあってよくわかんないのよね
ETFという名前は聞いたことがあっても、なんとなく複雑そうなのでノータッチの人も多いのではないでしょうか。
しかし、ETFを知ることで投資の選択肢を大幅に広げることができます!!
ETFは上場投資信託のこと
ETFとは上場投資信託のことです。
Exchange Traded Fund、つまりETFとは上場した投資信託のことなのです。
上場している点では株と似ていますね。
投資信託って何?
そもそも投資信託とは投資家からお金を集めてファンドが運用する金融商品のことです。
まとまったお金を分散投資できるのがメリットです。
ETFと投資信託の比較
わかりやすいように、ETFと投資信託を比較してみましょう。
ETFは投資信託の1種ではありますが、違いもいくつかあるのですね。
4つに分けて違いを比較してみたいと思います!
②買い方の違い
③購入金額の違い
④再投資の違い
それでは順番に見ていきましょう。
①手数料の違い
投資商品を選ぶ上で手数料はかなり重要ですよね!一般的には、投資信託よりもETFの方が手数料が安いです。
とは言え、最近では投資信託もかなり手数料が安くなってきており、あまり差が出ないこともあります。
例えば
VOO(ETF)
取引手数料:無料
為替手数料: 2銭〜25銭/ドル
経費率: 0.03%
eMaxisslim SP 500 (投資信託)
取引手数料:無料
為替手数料:なし
経費率: 0.0968%
この2つを比べてみるとそんなに差が出ないのですよね。
むしろ手間などを考えると投資信託のほうが楽でお得だったりします。
ETFが絶対的に手数料が安いわけではないので注意ですね。
②買い方の違い
投資信託は1日ごとに提示される基準価額でしか取引ができません。
一方ETFは株式と同様、リアルタイムで好きな値段の時に買うことができます。
ETFの方が、リアルタイムで買える分玄人向けと言えますね。
③購入金額の違い
投資信託は100円の少額からも購入できます。
自分で金額を決められるのですね。
一方、ETFは1口単位でしか購入ができません。
そのため、ドルコスト平均法はETFでは使えません。
ケーキで例えると投資信託は量り売りが可能ですが、ETFではホールケーキしか買えないイメージです。
④再投資の違い
一般的に再投資しやすいのは投資信託です。
投資信託には「受け取り型」と「再投資型」がありますが、再投資型を選べば自動的に再投資してくれます。
ETFには自動的に再投資する機能がないので自分で再び買いつけることになります。
投資する際は手数料だけでなく、こういった手間暇も考慮して総合的に検討した方が良いでしょう。
ETFは手数料が安いけれど、手間もかかるのよね
人気のETFは何?
投資先は人気に流されず自分で検討して決めた方が良いと思いますが、ご参考までにメジャーなものをまとめてみました。
投資先別に人気のETFをまとめてあります。
→SPY,VOO,VTI,VIG,VUG
米国債券
→AGG,BND,TLT,VGLT
先進国
→VEA,VGK
貴金属
→GLD,IAU,SLV
ETFは種類がたくさんあるので、自分でいろいろ組み合わせて買えるのが良いですね。
ETFと投資信託の違いを知って、投資の幅を広げよう
今回はETFをご紹介しました。
投資信託の1種ですが、ご覧になったように少し違いがあるのですよね。
ETFは特に手数料の安さが魅力です。
2つの違いを知って、あなたの投資の幅をぜひ広げてください。
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