「スライド式家計簿」は、
何それ??初めて聞いた!
と言う人も多いと思います。
1年間を10ヵ月とみなすことで、2か月分の給料を丸々貯金してしまう素晴らしい家計簿システムのことです。
最初に考えた人はすごいですね。
どんなふうに行うのか、実際にどれくらい貯金できるのか詳しくチェックしてみましょう!
スライド式家計簿とは?
スライド式家計簿とは、1ヵ月を1週間× 5とみなし、その中で月給をやりくりすることです。
スライド式家計簿の1ヵ月は35日間に当たります。
普通の1ヵ月よりも数日長いですね。
35日を1ヵ月分の月給でやりくりすることによって、強制的にお金を節約することができます。
ちなみに、スライド式家計簿のやり方をご紹介する私自身はやった事はありません…ずぼらな私にはハードルが高く、ある程度きっちり細かく管理できる方向けのシステムだと思います。
スライド式家計簿でいくら貯められるの?
スライド式家計簿を使うといくら貯められるのか??は1番興味のあるところだと思います。
スライド式家計簿を使うと、1年で月給の2か月分節約ができます。
かなり大きいですよね!
どうしてかと言うと、スライド式家計簿を続けていくと半年に1度月給が2回もらえる月が発生します。
この時2回目の月給は使わずとっておくことができるので、強制的に貯金できるのです。
スライド式家計簿を1年間続けると、なんと2ヶ月分の月給を貯められます!!つまり半年に1度のボーナスタイムがある、これがスライド式家計簿ですね。
スライド式家計簿のメリット
メリットを詳しく見ていきましょう。
メリット1:管理しやすい
スライド式家計簿のメリットの1つ目は管理がしやすいことでしょう。
普通のカレンダーだと、1ヵ月の日数はバラバラ、もちろん土日の回数も月によって違います。
ですので毎月同じ予算でも微妙にやりくりがしやすかったりしにくかったりします。
ですが、スライド式家計簿は毎月5週間と決まっているので、土日の数も一定です。
外食やレジャーなどの出費が多くなりがちな土日の数が一定なので、管理がしやすいのです。
1週間ずつ5回管理していけば良いわけね
メリット2:貯蓄率17%を達成できる
スライド式家計簿で節約できるのは月給の2か月分です。
これは貯蓄率で考えると、約17%ですね。
17%の貯蓄率を自然と達成できるのです。
家計簿つけているだけで貯蓄率17%達成だー
もちろん、ボーナスなども貯金に回すと貯蓄率をもっと上げることができます。
手取りの収入のうち貯金が占める割合のことです。
貯蓄率が多いほどもちろん良いですが、年齢によっても貯蓄率の平均は変わってきます。
若い世代や、子供が独立した後の世代だと貯蓄率は多いようです。
スライド式家計簿のデメリット
メリットだけではありません。
スライド式家計簿のデメリットも見ていきましょう。
デメリット1:固定費が2回発生する月がある
月給が2回発生するのと同じ原理で、固定費が2回発生してしまう月が出てきます。
固定費とは、例えば家賃や駐車場代など月に1回必ず出て行く出費のことです。
今月は家賃の支払いが2回あるぞ…
スライド式家計簿は1年を10ヵ月とみなしているので、このようなズレが生じてきます。
対応策としては、2度目に発生する固定費は特別費扱いとし、ボーナスや特別費の積み立てで補填する手があります。
デメリット2:対応している市販の家計簿やアプリが少ない
スライド式家計簿はそんなにメジャーなやり方ではないため、対応している市販の家計簿やアプリは少ないです。
そのため、スライド式家計簿をやろうと思ったらおそらく自分で作ることになるでしょう。
もちろんノートと物差しさえあれば、作るのは簡単です。
ですが、スライド式家計簿を初めて取り組む方は勝手がわからないと思うので、やはり市販のものが増えてくると心強いですね。
スライド式家計簿が向いている人とは?
スライド式家計簿が向いている人は、こんな人だと思います。
- 家計管理をきっちりしたい人
- 絶対に節約をした人
スライド式家計簿は見てわかるとおり、きっちりした管理法です。
そのためスライド式家計簿を続けているだけで家計管理レベルの上達が見込めます。
初心者さんには少し大変かもしれませんが、練習のために取り組んでみるのもありだと思います。
家計管理の達人を目指すぞー
ただし、スライド式家計簿は少なくとも半年は続けないとボーナスが出ません。
最低でも6ヶ月はがんばるぞ!と言う意気込みを持って取り組み始めるのが良いでしょう。
スライド式家計簿に関する疑問・質問
最後にスライド式家計簿に関する疑問や質問をまとめてみました。
スライド式家計簿はいつからスタートすれば良いの?
スライド式家計簿は基本的にいつからスタートをしても良いです。
どちらかと言うと、何日からスタートするかよりは何曜日からスタートするかの方が重要です。
例えば、週末お休みの人は月曜日からスタートするなど、それぞれのライフスタイルに合わせてスタートする曜日を決めるのが良いでしょう。
スライド式家計簿の場合ボーナスはどう考える?
スライド式家計簿で管理するのは月給です。
そのため一般的な意味でのボーナスはスライド式家計簿では別勘定です。
ボーナスは貯金したり、特別費の積み立てに充てたりするのが良いでしょう。
スライド式家計簿を実際に使っている人の割合はどれくらい?
スライド式家計簿はメジャーとは言い難いですね。
インスタで家計管理をしている人の中でちらほら見かけるので、体感では1割位でしょうか。
周囲にはいなくてもInstagramを覗いてみるとスライド式家計簿のお仲間さんは結構見つかります。
家計簿仲間さんがいると続きやすいですからね。
SNSでつながりつつモチベーションをアップしていくのも賢いやり方だと思います。
自作する場合便利なアイテムはある?
百均などで売っている大きな升目のカレンダーはスライド式家計簿として使いやすいと思います。
自分で作る場合は、横に7マス、縦に5マス必要なので、横線ではなく升目のついた方眼紙のようなノートが描きやすいですね。
もちろん、普通の横線のノートでも書けない事はないです。
百均の文房具コーナーや手帳コーナーを覗いてみると良いでしょう。
途中で挫折してしまったらどうすれば良い?
スライド式家計簿はきっちりしたシステムなので、途中で挫折してしまうこともあるでしょう。
ですが、家計管理の方法はスライド式家計簿だけではなく、他にもたくさんあります。
個人的には、「先取り貯金」はめんどくさがりの方にもお勧めです。
スライド式家計簿をたとえ挫折しても、何かが終わるわけではないので、これは自分に合った家計管理の方法を探す旅なのだと前向きに捉えてくださいね。
スライド式家計簿でシステマティックに貯金しよう!
とってもシステマティックに貯金ができるスライド式家計簿をご紹介しました。
考えついた人はすごいですね。
月給の2か月分がまるっと貯められるのはとても魅力的なので、これはいいなと思った方は挑戦してみてくださいね。
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